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高木

ITの進化でなくなるパチンコ業界の仕事は?~3~

2014.12.15 高木 (システムコンサルタント)

IT進化でなくなるパチンコ業界の仕事、パチンコ店の代表的な仕事「ホール業務」に続き、今回は「カウンター業務」について書いてみます。

(前回、前々回を見ていない方は、ITの進化でなくなるパチンコ業界の仕事は?~1~ITの進化でなくなるパチンコ業界の仕事は?~2~をご覧ください。)

 

では、カウンター業務はホール業務と違い、どの店舗も共通しています。

  • 景品交換業務(POS操作、端玉景品渡し)
  • 端玉景品在庫確認、発注、棚卸
  • 案内(お客様からの質問、店内マイク放送)

 

ザックリこんなところではないでしょうか?IT化できそうな業務はどうでしょうか?

 

答えは、ほぼ100%IT化可能です。

 

設備機器各社のPOSシステムと景品自動払出機は既にIT化されており、景品交換業務のスピードアップが出来ています。

 

業務スピードをアップすることで、得られるものとしては、

  • 顧客満足度の向上(並ばなくていいため、ストレス軽減)
  • カウンター数の削減(処理速度が早くなるため、減らすことができます)

 

しかし、 カウンタースタッフを「0」にできるシステムではありません。

カウンターから人をなくす。というコンセプトで作られたシステムではないため、当然と言えば当然です。

 

 

では、なぜカウンターから人をなくす。カウンタースタッフを「0」にするというシステムを作らないのか?

 

 

個人的な意見としては、パチンコはサービス業で人気商売であるためではないかと思います。

 

男性目線で見れば、可愛い女性のいる店とそうでない店。

女性目線でいれば、分からないときに笑顔ですぐに教えてくれるスタッフのいる店とそうでない店。

当然、男性は可愛い女性のいる店、女性であれば親切丁寧なスタッフのいる店に行きますよね~。

 

 

カウンター業務は、来店したお客様に、店舗イメージを与える重要なブランディングポジションです。

 

ブランディングポジションであるため、カウンタースタッフを「0」にするという考えがない、考えてはいけない業務なのかもしれません。

 

景品の在庫確認、発注、棚卸も、管理という意味では、既にシステム化されています。

 

特殊景品、端玉景品などは、直接手でお客様に渡しているため、どうしても人を介した処理が必要となってしまいます。

 

この辺りをなくすためには、景品の受渡しも全てシステム化させる必要です。

一時、よく話題に出ていた電子カタログが基本となった世界であれば、完全にシステム化での対応が可能となりますが、端玉景品は…端玉景品自体の考え方が代われば問題ないのですが…

 

他にカウンター業務で人を介す理由として話に上がるのは、不正の抑止。という話です。

不正の抑止だけを考えれば、は両面あると思います。

 

  • 人がいるから不正をしない。
  • 人がいるから不正ができる。

 

この業界で聞く不正に、内部の人間が、関わること、関わってしまうことが多いです。

不正に加担してしまった人は、理由を聞くと、単純に「魔が指してしまった。」という言葉がよく使われます。

 

実際にカウンター業務であれば、抜け道が結構あるのも事実です。

店内で権限を持てば持つほど、やり方はいくつでもあります。

当然、それを防止するために、運用をしっかりとさえしていれば、ある程度のタイムラグでわかるのですが、そういった運用をしていないと1日後だったり、1週間後にしか気づかない。ということも起こり、発見までの期間が長ければ長いほど、被害額は膨らんでしまいます。

 

スタッフを守る意味でも、スーパー、百貨店のような完全セルフレジ化は必要なのかもしれないな~と個人的には思っています。

やろうと思ってもやれない環境であれば、魔が指してしまう人は減るとは思いますが…不正をする奴は、魔が指したという言い訳をするだけの部分もあったりなかったり…

 

セルフレジ化することで、従来とは違う不正防止策は必要になりますが、今よりも間違いなく人を減らせます。

 

セルフレジのようなシステムが登場した際は、自店のブランディングを注意しながら、計画的にシステム移行をしていく必要があるでしょうね~。

 

とはいえ、パチンコ店での最も重要なブランディングは出玉を出すことですよね~。

私はIT化、IT化と言っておりますが、IT化する全ての理由は、お客様に還元できる体制の構築のためです。

 

 

IT化するための設備投資と削減する費用の部分、このバランスが最も悩ましいところです・・・

もし、そういったシステムが登場しても、新店以外では、なかなか導入は難しいでしょうね~

 

そんな大がかりでなく、継続的に削減できるようなシステムがあればいいのですが・・・

 

次回は、「店舗管理」について、書かせてもらいます!

 

高木

高木 (システムコンサルタント)

某大手パチンコ設備メーカー企画開発に13年勤務。台、景品、顧客などのパチンコ設備全般の企画開発を担当した後、各企業の抱える問題をシステム面から改善するシステムコンサルタントとして独立。

社内体制の問題点を見つけ、それを解決するその企業に一番いいシステムを提案!社内ルールの変更など、社内体制再構築もシステムコンサルタントとして力を入れています。

【パチンコシステム/経費削減/業界情報】

前職の経験を生かし、システムコンサルタントとして、パチンコ業界に関わる高木が、パチンコシステム、経費削減、業界ニュースを独自の視点で分析。パチンコシステムの今後や現状の問題、業界情報など、少し為になるかもしれないコラム。

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