パチンコ×ウェアラブル~パチンコパチスロ店舗編~③~
2015.02.04| 高木 (システムコンサルタント)
こんにちわ~!タカギです。
今回は、前回の宣言通り「パチンコパチスロ×ウェアラブル」の活用例として、頭取りについて書いてみます。
パチンコパチスロ店における頭取りとは、ライバル店に何人お客がいるか?パチンコ、パチスロ何人ずつか?どの機種にいるか?などの商圏分析と合わせて、母数を把握しつつ、各店舗のシェア率を調べているものです。
A店店休日は、B店の人数が〇〇人増える(稼働が上がる)。新台入替で反応する遊技客は、この地区は〇〇人で、A店〇台,B店〇台の導入ということは、この地区で〇〇台だから、後で導入する場合は〇〇台ぐらいが限界かな~といった営業戦略を立てる上で非常に重要なデータになります。
以前は、頭取りについては、自店スタッフがライバル店を調査に回っていましたが、現在は、第三社会社の頭取りシステムを導入しているお店が増えています。
自店スタッフを行かせるよりも安価にできるため、非常にいいものだとは思いますが、信憑性の部分がまだ確実に担保されていないというのが現状です。
自店のデータを入力する代わりに他店のデータが見れる。といったギブ&テイクの部分があります。(嘘を入力してもわかるので、嘘入力することはないとは思いますが…)他店のデータも見ないから、自店のデータも入力しない。という店もあり、そういう店は第三社会社がスタッフを使い集計しているらしいです。
システム面から考えてしまうタカギとしては、ちょっと…なんですよね…
ビジネス、サービスとしてはとても素晴らしいと思うんですが…
やはり、ホールコンピューターのアウト状況から自動的に人数をカウントして、送信するようにしてもらいたいです。
頭取りの会社もそうしようと動いているらしいので、どれぐらいのメーカーのホールコンピューターが繋ぎ込めるか楽しみにしています。
ホールコンピューターからデータを取るのが信憑性は高いのですが、私個人としては、ホールコンピューターで把握できる人数は稼働数なので、足りないです…
稼働数も大事ですが、分析すべきは、稼働数と集客数です!
稼働数では、打ちたい台が空くのを待っている人数はカウントできないのです。
顔認証システムだったら、入り口で検知し、その人が座っているかどうかを判別すると来店しているけど、遊技していない人数のカウントは出来ます。島毎に顔認証すれば、どの機種に興味があるのか。までとらえることができますが、導入にかかる費用を考えると…
タカギ的には、パチンコパチスロ×ウェアラブルを考える場合、最も効果的なのは、この頭取りだと思っています!
ウェアラブルアイテムは、眼鏡型!
ウェアラブル眼鏡を装着したスタッフが島を徘徊するのみ!
※ギブ&テイクを基本とする現状で問題なし。ウェアラブル眼鏡からのデータなので、信憑性も担保されます。
顔認証ではなく、人がいるかいないかを自動的にカウントしていくだけ。
※顔認証と違い、個人特定しないのでプライバシー等の法律問題一切なし!
既に頭取りシステムの会社もそういったものを作っているでしょうね~!
頭取りシステムの会社が、ユーザー動向をとらえる仕組みをうまく仕込むと面白い!!
そうすると頭取りシステムの会社が広告分野へのデータ販売も視野に入ってきます。
昔は頭取りは自店でやるもの。という考えを打ち破り、新しい基準を作ったシステムですから、個人的に今後の展開楽しみです。
そんなシステムが出来たら、データが信用できないから。加盟していなったお店は是非、加盟し、自店スタッフを動かす、無駄な経費を削減し、もっと広い範囲での頭取りデータを使った営業戦略立案をしてください。
無駄な入替、無駄なガンバリ(業界的にオブラートに包みます)を減らし、効果的な時に、ガンバル方がお客も喜びますし、稼働アップにつながっていきますしね~。
勘ピューターではなく、しっかりとした根拠あるデータを使っていける人が価値ある人です。
そんなタカギは…
次回は、コラム書かせてもらっているから「members」システムについて、ちょろっと書いてみたいと思います(笑)
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高木 (システムコンサルタント)
某大手パチンコ設備メーカー企画開発に13年勤務。台、景品、顧客などのパチンコ設備全般の企画開発を担当した後、各企業の抱える問題をシステム面から改善するシステムコンサルタントとして独立。 社内体制の問題点を見つけ、それを解決するその企業に一番いいシステムを提案!社内ルールの変更など、社内体制再構築もシステムコンサルタントとして力を入れています。 |
【パチンコシステム/経費削減/業界情報】
前職の経験を生かし、システムコンサルタントとして、パチンコ業界に関わる高木が、パチンコシステム、経費削減、業界ニュースを独自の視点で分析。パチンコシステムの今後や現状の問題、業界情報など、少し為になるかもしれないコラム。